こんにちは! 藤川正宗です。

防災の日には地震や大雨洪水、土石流など、自然災害への対策意識が高まりますよね。

最近の住宅業界では、ようやく許容応力度計算による耐震等級3になるように設計して、地震がおこってもかろうじて倒壊しない、という最低限のレベルではなく、ちゃんと暮らしつづけることが出来るようにしていきましょう、という流れが大きくなってきました。

工務店や設計仲間での勉強会でも、実践的な構造計算をテーマに取り組んだりしているので、感慨深いものがあります。

ほんとに、許容応力度計算による耐震等級3というのが、当たり前の業界になってくれると良いですよね。

というのも、ここ何十年も来る来ると言われつづけている南海沖地震、相当すんごいんやつが来るで、と言われています。

先日のNHKスペシャルで「メガクエイク 巨大地震~震災10年 科学はどこまで迫れたか~」が放送され、この南海沖地震もとりあげられていました。スーパーコンプピュータやAIを駆使して地震予知ができないか、という番組です。

見逃された方は、ダイジェスト版があるのをみつけたので、参考になさってください。 https://www.youtube.com/embed/qc35yer2GqM

こういうのを見ちゃうと、大地震はいつかかならず起きるもんだ、という気持ちになってしまいますね。

ついつい、これまでの日常の延長線上でしか考えられず、いつまでも地震なんかないよという気持ちになりたくもありますが。。。

それには、まず、ご自身で住まわれる場所の状況を確認していただくのが良いですね。

お客様にも必ずお知らせしているのが、ハザードマップと地震診断。

2020年につくられたこのサイトは、その場所で30年以内に地震がおこる確率を出してくれます。運営している「防災科研」というのは、地震の際には必ずマスコミにデータ提供する国の研究組織で、実物大三次元震動破壊実験施設「E-ディフェンス」や大型降雨実験施設も運営しているすごいところです。

 ☞ 「地震10秒診断|もしもあなたの街で地震がおこると…?」
https://nied-weblabo.bosai.go.jp/10sec-sim/

震度6の地震がおこる可能性は非常に低い三次市ではありますが、震度5強・弱はかなりの確率でおこることになっています。

なので、阪神淡路大震災の3倍の地震にも耐えられます、とかいうものは必要ないんですが、震度5の地震が起きても普通に生活が続けられるような耐震性は絶対に必要だと思っています。

だからこその耐震等級3、さらに制振ダンパーで揺れ自体もすくなくしてしまおう、というのが藤川の基本的な考えです。

だってそうじゃないですか、地震で揺れたら、家の中にある物が全部飛んだり落ちたり割れたりするんですよ。

それが、制振ダンパーがあれば最小限の揺れで済むんですよ。

つけないわけないですよね。

制振ダンパーについてもうすこし説明をしていますので、そちら( ☞ )をご覧になってください。

あけましておめでとうございます” に対して1件のコメントがあります。

  1. こんにちは、これはコメントです。
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